<パCSファーストステージ:西武4-5ロッテ>◇第2戦◇10日◇西武ドーム

 ロッテが2試合連続の延長戦を制し、2連勝でクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ進出を果たした。1点を追う9回に、里崎智也捕手(34)が起死回生の同点ソロを放ち、延長11回2死一、二塁から井口資仁内野手(35)が決勝の適時中前打を放った。

 クールな男が一塁を回ったところで大きく右腕を振った。ロッテ井口は、延長11回2死一、二塁のチャンスに、初球を狙っていた。真ん中高めの直球を上からひっぱたいた。中堅左への打球で、二塁走者の岡田幸文外野手(26)が本塁を踏むのを確認すると、感情を爆発させた。

 この日はチャンスで2度、凡退していた。その責任感が、延長で巡ってきた打席での集中力を増幅させた。「このチャンスしかないと思って初球からいった。最後に決めたいと思っていたので、ホッとしています」と、CSファイナルに導く一打を振り返った。

 ダイエー、ホワイトソックスで、日本一、世界一を経験した。その勝負強さが生きた。次は古巣ソフトバンクとの対決。「1敗もできない気持ちを持って戦っていきたい」と、必勝の心構えを新たにした。

 [2010年10月11日9時20分

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