ポスティングシステム(入札制度)による大リーグ移籍の可能性が取りざたされていた日本ハムのダルビッシュ有投手(24)が19日、来季の国内残留を表明した。この日、自身のブログで「メジャーどうこう言われています。ブログやTwitterにもたくさんのコメント頂きましたが、皆さんの予想が合ってるかどうかわかりませんが。来年は…

 北海道日本ハムファイターズのユニフォーム着ていますよ」とし、来季も日本ハムでプレーする意向を示した。オフは公の場に姿を現さず、その動向が注目されていたが突如、態度を表明した。

 関係者によれば、今季開幕時からメジャーへ少なからず興味を示していたという。その思いを公言することはなかったが、秘めながら1年を終えた。今季は防御率こそ4年連続1点台の1・78と抜群の数字を残したが、勝ち星はここ4年で最も少ない12勝。チームも4位に沈んだ。責任感から来季へ期する思いも、最終決断へと至った背景の1つのようだ。

 今後は年内に予定している球団側との通常の契約更改交渉を経て、残留が正式決定することになる。海外FA権を取得するのは早くて14年オフ。楽天岩隈らとともに、球界関係者、ファンらの間でも先行気味だった「うわさ」にクギを刺すような形で、自ら騒動に終止符を打った。

 [2010年10月20日9時49分

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