ドラフト1位で早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)を指名した日本ハムが、来春の沖縄・名護キャンプで、警護の“スペシャリスト”を配備する方向であることが30日、分かった。島田球団代表が「お願いする警備会社を変えようと考えています。ドラフト前から話はありましたが(斎藤を引き当て)ますますそうしなくちゃいけないなとなりました」と明かした。

 キャンプでは選手の通路とファンが交錯する地点や、ブルペン、サブグラウンドなど、練習中は「交通整理」のために必ず警備員がついている。メジャー帰りの新庄氏が入団した04年も、中田が入団した08年も、地元の警備会社が担当して安全確保にあたっていた。だが斎藤には、野球ファンにとどまらず女性ファンも殺到することは必至。そこで札幌ドームでの公式戦も担当する専門スタッフが現地入りする見込みだ。

 VIP待遇は警備だけにとどまらない。球団方針を曲げて「CM解禁」する可能性もある。これまで新人時代にCM出演したのは、02年に自社CMに出た正田までさかのぼらなければいないが、島田代表は「そういうことも考えていかなければ」と話した。【本間翼】

 [2010年10月31日8時21分

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