広島キャンプの1軍サバイバルが激化した。第1クール最終日にインターコンチネンタル杯に出場していた小窪哲也内野手(25)、会沢翼捕手(22)もキャンプに合流。来春1軍キャンプ枠をめぐる競争が一気にヒートアップした。

 野村謙二郎監督(44)は「秋は春のキャンプに向けて、ここのメンバーが入れるかターニングポイント。それを目指してみんな充実している」と話した。内野特守では小窪、松本高明(26)、安部友裕(21)が二塁を守り、互いに機敏な動きでアピール。指揮官も「2軍からいろんな選手が参加しているけど力の差はない。あとは経験差だけ。現場で使いたいと思わせるかになる」とあおった。

 プロ3年目のシーズンを終えた安部は今季1軍に昇格した外野手の丸佳浩(21)にライバル心を燃やす。「同級生で僕のほうが(ドラフトの)順位は上だった。ポジションは違うけど丸に負けたくない」。争いは熱くなる一方だ。

 [2010年11月3日10時36分

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