モタモタするなら、おれが出る!
阪神桧山進次郎外野手(41)が28日、外野の定位置争いをする若手にゲキを飛ばした。京都府宇治市内でファンとの交流イベントに参加。若手に「今年でやれると思ったならそれは違う」とぴしゃり。低レベルの争いの場合、自身が先発出場を目指してカツを入れる考えを示した。
勝負の世界は甘くない。桧山が中堅レギュラー争いをする若手に対して、強い口調でゲキを飛ばした。
桧山
モタモタしているようなら(先発で)出る準備はしている。チーム事情で代打だが、それだけで満足はしていない。若いから大目に見てくれるとかないから。年齢はいざ(グラウンドに)入ったら関係ない。レギュラーを与えられるものじゃない。若い選手は自分でとらないとダメだ。
来季構想では左翼金本、右翼マートンが固定。中堅レギュラーを藤川俊(来季登録名=俊介)ら複数の若手が競い合う構図だ。桧山は定位置をつかんだ96年を振り返って「オフも死にもの狂いでやっていた」。この絶好のチャンスで若手がふがいなければ、自分がとってかわる気構えだ。
桧山
今年は悔やんでも悔やみきれないシーズンでしょ。(若手は)今年でやれると思ったらならそれは違う。勝負の厳しさを知らないと一気に低迷する。
来季で阪神ひと筋20年。90年代の低迷期も、00年代のリーグ優勝2度も経験している。酸いも甘いも知り尽くした「代打の神様」は、チームに警鐘を鳴らす。
桧山
2003年は補強とチーム戦力が一緒になって優勝した。優勝する時はそういうもの。一方で負ける時は選手がバラバラ。「もういいか、自分のことだけで」となる。今は優勝を知っている選手も少ない。油断したらすぐに弱いタイガースに戻ってしまう。
交流戦のDH以外で、桧山のスタメンは08年8月7日広島戦が最後だ。ただ今季も9月16日横浜戦で右翼守備についている。代打専門となっても「野球は基本的に走るスポーツ」と走攻守のトレーニングを欠かさないで、常にスタメンの準備をしている。若手の競争が低レベルに終始するならば、3年ぶりの先発を奪いにいく。【益田一弘】
[2010年11月29日11時52分
紙面から]ソーシャルブックマーク



