オリックス金子千尋(27)、木佐貫洋(30)の先発投手陣の軸2人が、来季は敵になることがほぼ確実になったアレックス・カブレラ内野手(38)を封じにかかる。球団は29日、カブレラを30日が提出期限の全保留選手名簿から外すことを決定。同一リーグのソフトバンク入りが確実視される状況だけに、2人は警戒感を募らせながら「集中して抑える」と誓った。

 長打力に加えてリーグ4位の3割3分1厘と打率を残せる。さらに味方外野手の守備位置に「きょうは前寄りだった」などチェックを入れるのがカブレラだ。今季10勝の木佐貫は「投げミスは出来ないし、敵に回るなら抑え込みたい」。リーグ最多17勝の金子千も「アレックスが嫌いになるくらいのピッチングをしたい。いい打者だからこそ抑えなければ」と、昨日までの友に立ち向かう。

 [2010年11月30日11時47分

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