クローザー争い勃発だ。巨人を戦力外になり、トライアウトでオリックス入団が決まった小林雅英投手(36)が11月30日、新天地での守護神返り咲きを宣言した。ユニホーム採寸のためスカイマークスタジアムを訪問。同19日の獲得発表以来、初めて公の場に姿を現し、胸に秘めた思いを熱っぽく吐き出した。

 小林雅

 そこを目指すのが一番。そうすればどこのポジションでもやれるし、目指すのは高いところでないと僕の成長にもならない。自分の力を発揮できるポジションを勝ち取りたい。

 メジャーから3年ぶりに日本球界に復帰した今季は巨人で12試合1セーブで、戦力構想から外れた。「今年1年何もしてない。ただ帰ってきただけ」。プライドなど関係ない。再起をかけたトライアウトでの泥臭いアピールが実を結んだ。オリックスは岸田が守護神を務めるほか、ブルペン陣は若い。投手陣最年長として球団からは指南役も期待されているが、一投手として誇りをにじませた。

 小林雅

 自分の経験が役立つなら伝えるが、それ以前にライバルなんで。秘密にすることもあるかも。あくまでも現役選手。彼らと競争しないといけない。

 日米で通算234セーブ。残り16セーブで名球会入りの資格を得る。それでも「そのことに強いこだわりはない」と、ポジション争いに照準を合わせた。当面は都内で自主トレを続け、来季は単身赴任で勝負する。百戦錬磨の元守護神が、激しいクローザー争いを展開する。【押谷謙爾】

 [2010年12月1日10時53分

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