黄金の右手で宝くじ大作戦が決行された。日本ハム藤井純一球団社長(61)が11月30日、ポケットマネーで購入した宝くじを球団職員、報道陣に配布した。この日までに年末ジャンボ宝くじを連番で100枚(3万円分)購入。札幌市内の球団事務所で、感謝の意味を込めて大盤振る舞いし「当たるかは知らんが、連番やから(関係者が)当たったか分かるで」と上機嫌だった。

 今秋のドラフト会議で、早大・斎藤佑樹(22=早実)を4球団競合の抽選の末、見事に引き当てた右手で1人1枚ずつ配って回った。07年ドラフトでも中田翔の指名権を抽選で勝ち取ったゴッドハンドの持ち主で、まさに強運のお裾分け。複数の球団職員は、渡された宝くじを手に「これなら本当に当たるかも」と興奮気味。ドラフト時の藤井社長のようにガッツポーズで跳びはねる当選者が何人誕生するか、ひそかな注目が集まる。

 [2010年12月1日11時28分

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