日本プロスポーツ大賞の表彰式が21日、都内で行われた。

 功労賞とチームとしての殊勲賞のダブル受賞となったロッテ西村徳文監督(50)は「らしさ」全開だった。今季はベストファーザー賞、CS制覇、日本一、日韓王者、串間市民栄誉賞、千葉県知事特別賞、知事特別感謝状、正力賞など数々の栄冠を獲得。この日の受賞で「10冠」となった。それでも、白鵬、宮里藍に囲まれた会見では終始緊張した表情。「隣の人たちがスーパースターだから、自分がここにいていいものかと思いましたよ。久しぶりに緊張しました」と、実直で律義な人柄が垣間見られた。

 来季への戦いも始まっている。「まずは今年果たせなかったリーグ優勝を目指します」と宣言。西岡に代わる主将や、来季スローガンに関しては「現時点で結論は出ていないです。1つ1つ決めていきます。そんな急がせないでください」と余裕を見せながらも、しっかりと来季を見据えていた。【斎藤庸裕】

 [2010年12月22日7時57分

 紙面から]ソーシャルブックマーク