強力打線の得点源はオレだ!

 ソフトバンク本多雄一内野手(26)が21日、来季目標にチーム6年ぶりの年間100得点を掲げた。

 「今年は88得点。来年は100いきたいですね。それだけ、チームの得点が増える、投手を楽にできる、勝利につながる」。

 今季は初盗塁王(59盗塁)に輝いた。自身最高かつチーム最多の88得点を生んだ韋駄天(いだてん)は、さらなる高みへ視線を移した。ホークスでは05年松中(109)を最後に大台突破した選手がいない。超強力布陣の力を引き出し、得点力アップを目指す。

 今オフに球団は3年連続打率3割のヒットメーカー内川をFAで獲得。さらに調査に乗り出していた大砲カブレラとも入団の基本合意にこぎつけた。

 「3、4、5番の前に、まず出塁できれば。自分は1番でも2番でも打順は関係なく、得点圏に行くことを大事にしたい」

 100得点を突破すればチーム記録も見えてくる。最終目標は04年松中の118得点超えだ。

 「可能性はありますからね。実際に近づいてくれば、これはいけると思えてくると思う」。

 今季も144試合に出場したが、来季は「フルイニング出場したい」と語った。日々の状態や故障によって、できるだけプレーに影響を受けない精神面や体調の整え方を主将小久保から学んできたという。背番号46が、ホームを踏む回数が増えるたび、日本一が近づくはずだ。【松井周治】

 [2010年12月22日11時55分

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