西武の新選手会長に就任した帆足和幸投手(31)が、新人選手のパイプ役を務める。ドラフト1位で入団する早大・大石達也投手(22=福岡大大濠)には「のびのびとやってくれれば、先発ローテに入って10勝できると思う。ものすごいボールをもってるからね」と大きな期待をかける。力を発揮できる環境づくりにも尽力する。例えば、エース涌井は基本的に人見知り。予測のつかない言動や行動で、先輩を驚かせることもあるだけに「慣れるまで、おれが“通訳”になる」と、間に入って円滑なコミュニケーションを促すつもりだ。もの静かなタイプの岸については「少しずつ話していけば大丈夫」など、個性の強い投手陣の性格を熟知していることから、タイプ別の“対策”を指南した。「気を使うチームじゃないし、特別に緊張する必要はない」というチームカラーを強調し、温かく迎え入れる。

 [2010年12月30日7時26分

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