横浜のキャプテン村田修一内野手(30)が、今季の目標に積極走塁を掲げた。恒例の練習前の声出しで「今年は3つ目標があります。打ちます。走ります。頑張ります」と決意表明。1発だけではなく、足でもチームを引っ張る覚悟を宣言した。

 理想はチャンスを広げる積極的な走りだ。「外野を抜けたとき、常に三塁を狙う気持ちでいきたい」と昨季ゼロに終わった三塁打の量産を目指す。1つでも先の塁を狙う姿勢をナインに見せることで「僕が走れば、周りも走らないといけないと思うはず」と、波及効果ももくろんでいる。

 もちろんアーチへのこだわりも忘れない。昨季は26本塁打と不本意な結果に終わっただけに「最低40本は打たないと村田修一じゃない」と、主砲としてのプライドをのぞかせた。打って走って、チームを勝利に導く。今年の4番はひと味違う。

 [2011年2月3日7時52分

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