横浜森本稀哲外野手(30)が宜野湾キャンプの5日、右肩に違和感を訴え、練習を途中で切り上げた。病院へは行かず、宿舎でアイシング。軽傷とみられるが、6日の練習参加は、経過を見て判断する。

 特打中の森本が、右肩の後ろを押さえながら顔をゆがめた。トレーナーが駆け寄り、そのままベンチ裏へ。「インパクトの瞬間に筋が伸びた感じ」と話し、治療に向かった。

 今季補強の目玉として、日本ハムから移籍。「今までで1番かも」という状態でキャンプに臨んだ。練習中は常に声を出し、チームを鼓舞。この日もブルペンで打席に立つと、ベテラン大家へ「まだ若いっすね」と突っ込むなど、ムードメーカーとして、すでに欠かせない存在になっている。

 08年9月にダイビング捕球を試みた際にも痛めた古傷。不安を抱える箇所だけに心配されるが、「ちょっと張り切りすぎましたね」と苦笑いを浮かべ、明るさは失っていなかった。

 [2011年2月6日9時22分

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