先制点は阪神大山悠輔内野手(29)のバットから生まれた。

初回2死二塁でカウント2-2から、外角への138キロカットボールを振り抜いた。打球が三遊間を抜けると、二塁走者の近本が一気に先制ホームを踏んだ。4番がきっちりと役割を果たし、先制劇に貢献。「とにかく先制点が欲しいと思っていました。追い込まれていましたが、ランナーをかえすことができてよかった」と振り返った。

前日4月30日の広島戦(マツダスタジアム)ではチーム9安打7得点と打線が活発化。大山は3四球で5番ノイジーにつないでおり、この日は自らのバットで先制点をもぎ取った。

マツダスタジアムは大好きな球場だ。昨季は同球場で13試合を戦い、打率3割2分6厘。セ・リーグ本拠地ではトップの打率を残した。2-2の9回には先頭で広島5番手の栗林の2球目、高めの変化球を三遊間に高いバウンドで運んだ。普段通りの全力疾走で内野安打をつかみ取り、マルチ安打。打撃はもちろん走塁でもその背中を見せた。

それでも満足はしないのが背番号3だ。「次の1点を取りきれなかった。追加点をとっていけるようにしていかないと。負けなかったのは大きいですけど、勝ちにいけるように頑張ります」と口元を引き締めた。

調子は自分で上げてきた。今季は開幕から自己最長の74打席ノーアーチを記録したが、19日中日戦(甲子園)で75打席目にして初アーチを決めた。大山はこれで直近10試合14安打で、打率は3割7分8厘。4番の一振りから5月は首位独走を狙う。【村松万里子】

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