＜オープン戦：巨人３－２ヤクルト＞◇２７日◇沖縄セルラー那覇

　パパになった「バカボン」ヤクルト七条祐樹投手（２６＝伯和ビクトリーズ）が、２３日の長男誕生後初登板し、巨人打線を２回無安打無失点に抑えた。２イニング目は先頭の高橋を、この日最速１４３キロの直球で二直に切る。「真っすぐを違うタイミングで投げたけど、シンだった。さすがです」と一流の技を実感。カーブとスライダーの中間「チリガミスラーブ」も試投しながら、結果を出した。

　「直球が輝く」と書いて、第１子には直輝と命名した。言葉通り、この日３安打の松本も直球勝負で遊ゴロに打ち取った。「泣き声だけですけど」と、千春夫人からの電話でまだ見ぬ愛息の声を夜な夜な聞いている。

　３月１日からの札幌遠征には帯同せず、５日の２軍戦（対巨人）で先発テストに挑む。先発６枠目を争うバーネットは２番手で登板して３回２失点。小川監督はバーネットについて「ピンチになると力勝負にいく。去年の反省を生かしていない」と厳しく評価。その分、七条への期待は日に日に高まっている。

　［2011年2月28日9時20分

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