日本ハム鶴岡慎也捕手(29)が3月31日、イースタン・リーグのロッテ戦(ロッテ浦和)で眉間付近に自打球を当てて顔面を陥没骨折し、開幕どころかシーズン序盤での復帰が絶望となった。埼玉県内の病院で検査し、2週間程度入院して経過観察した後、骨折箇所の整復手術を受ける予定。福島チーフトレーナーは「全治は分からない。2週間たって、オペしてからですね。けがの程度によりますが、野球ができるようになるまで2、3カ月は見ています」と復帰まで相当時間を要すと説明した。

 自打球が当たった箇所は左目の上あたりで、見た目で陥没が分かるほどの重傷だという。田中、小谷野がけがから復帰し、開幕へ向けてベストメンバーがそろった直後に、また主力が長期離脱することになった。昨季はダルビッシュが先発した25試合のうち、23試合でマスクをかぶり、12日の西武との開幕戦(札幌ドーム)もバッテリーを組むことが確実視されていた。08年から続いていた開幕マスクは、大野に譲ることになりそう。骨折箇所が目の付近であり、視野の問題もあることから、復帰までは慎重を期すことになりそうだ。