うなぎ投法で勝つ!

 開幕投手を務めるソフトバンク和田毅投手(30)は福岡ヤフードームでの投手練習に参加し、新幹線で大阪へ移動した。球の出どころが見にくい和田独特のフォーム。この日はキャッチボールをしながら得意のスライダーの曲がり具合を確認した。うなぎのようにつかみどころのない投球で凡打の山を築く。

 「力で圧倒できれば、最高だけど、そんなに意識はしていない。低めに投げて打ちとりたい。(自分の投球を)間違えないようにしたい」

 過去最重量の81・5キロをキープするなどパワーアップに成功した。だが、力でねじ伏せるような投球はしない。切れ味と制球で勝負する本来の投球は忘れない。球を低めに集め、オリックス打線を翻弄(ほんろう)するつもり。ヌルッと打者をかわしながら、付け入るスキは与えない。

 「坂口、駿太、後藤さんと俊足の選手が多い。中軸の前に走者を出さないようにしたい」

 開幕で投げ合うオリックス木佐貫が内角攻めを宣言していることについては「彼が配球を決めるわけじゃないから。別に気にならない」と笑顔で受け流す余裕もあった。昨季MVPに輝いた左腕。今季もうなぎ上りの活躍を見せる。【奈島宏樹】