<阪神1-3広島>◇14日◇甲子園
待ってました初勝利!
広島広瀬純外野手(32)が阪神岩田を粉砕する1号2ランで1回に先制し、7回には岩本の適時三塁打も飛び出した。守備でも好守連発、投げてはバリントン-サファテの新外国人リレーで快勝。この勢いに乗って今日15日からの本拠地開幕シリーズで巨人も撃破だ!
勝利への思いを込めた打球が、レフトスタンドに飛び込んだ。阪神の左腕岩田の立ち上がり。1死二塁でスライダーをたたいた。今季チーム第1号となる先制2ランだ。
「狙った球じゃなかったけど、うまく反応できた。甘い球を1球で仕留められた」。
昨季登板機会のなかった岩田に対し、試合前から攻略イメージを練っていた。「ヨギ(梵)が出てチビ(東出)が送って」…そして自分が返す。「尻上がりに調子を上げてくるタイプ」という左腕をつかまえるのは初回、と勝負をかけていた。イメージ通りに攻略。開幕2連敗で重苦しいムードを、たったひと振りで消し去った。
開幕3連戦とも3番に座り、安打、打点を記録した。計3安打で5打点。この勝負強さこそ求めていたものだった。初めてレギュラーに定着した昨季、打率3割9厘をマークした。ゴールデングラブ賞もゲットし、プロ10年目にして才能を大きく開花させた。それでも決して満足していなかった。
「もっと高いレベルを求めないと。相手にイヤだな、あいつに回したくないなと思われる打者にならないといけない」。
自主トレを母校の大分・佐伯鶴城で行うなど意欲的に取り組んだ。4番トレーシー、5番栗原の調子が出ない中、広瀬の存在感が際だっている。
広瀬の先制アーチからバリントンの好投でチームにもリズムが生まれた。左翼岩本は、初回に平野のライナーを好捕すると、3回には新井貴の左前打で本塁を狙った鳥谷を刺した。7回にはダメ押しの適時三塁打も放った。「打ってなかったので守備でなんとかしたかった」と振り返った。梵、東出も好守でもり立てた。
今季初勝利を挙げた野村監督は「選手みんなにどうしても勝たないと、という意識があったと思う。広島でもいい試合を見せたい」と力を込めた。今日15日からの地元開幕戦は巨人が相手。初勝利の勢いに乗って連勝を狙う。



