<楽天3-2オリックス>◇15日◇甲子園
今日はうちの負けよ。オリックス岡田彰布監督(53)の歯ぎしりが聞こえてきそうだ。被災の影響で実現した元虎将同士の甲子園対決を1点差で落とした。
「いい試合したいって、どっちも勝ちたい思っていってる。どっちかが勝って、どっちかが負けるやから。みんな勝たれへん。勝敗はつくもんやしな」。
注目度の高いカードだったという質問に淡々と答える口ぶりに悔しさが浮かんでいた。3回まで完全に抑えられた楽天田中に最後までてこずった。試合前、岡田監督は阪神のマークが入った一塁側リリーフカーを楽天が使えないことを心配し、審判団に配慮を求めたが、相手は救援を仰ぐ必要のない仕上がりで、完投された。
4番T-岡田は明るい材料を残した。4回の同点打、6回の勝ち越し打を含む3安打猛打賞。「いい投手になればチャンスは少ない。少ないチャンスをものにするのは大切です」。4回は坂口を大引の犠打で進め、6回は2死無走者から左前打の後藤が二盗を決め、それぞれ主砲のバットでかえした。緊迫した試合で今季目指す「地上戦」をこなしたのは収穫。次はうちの番よ。指揮官のあの口調が聞こえてきそうだ。【押谷謙爾】



