<ヤクルト6-9広島>◇7日◇松山

 今季初先発のヤクルト中沢雅人投手(26)が1回に6安打で5失点し、首位攻防戦初戦を落とした。1番梵、2番東出の連打で先制を許すと、さらに4安打を浴びて粘れなかった。昨季7勝を挙げたが開幕2軍スタートで、村中が右脇腹肉離れで戦線離脱したことで先発のチャンスをつかんだ。「何とか結果を出したい気持ちが強くて気負い過ぎた。力不足」と悔やんだ。2回48球を投げて、空振りは0だった。

 小川監督は、即2軍降格はないとしながら、次回登板は「決めていない」と言う。この日の2軍戦で、22日にプロ初勝利を挙げたばかりの山本斉が先発するなど、次週は先発入れ替えの可能性がある。打撃陣は3回に5点を奪って追い上げたが届かず、広島に同率首位に並ばれた。