左脇腹痛で2軍調整中の日本ハム斎藤佑樹投手(23)が、1軍復帰登板へ向け、徐々にテンションを上げていく。29日ロッテ戦(札幌ドーム)に先発予定で、24日は体幹トレーニングやダッシュなど軽めのメニューを消化した。一からのスタートと位置づけている復帰戦へ「気持ちの高ぶりは、まだ出てきませんね」と冷静に話した。この日、リーグ戦が再開も、自身の北海道への移動は27日。まだ意識する段階ではない。

 投球自体も変に気負うつもりはない。2軍での成果を見せたいという気持ちも「あまりないです」。丹念に低めを突き、微妙に球を動かしながら、バットの芯を外すなど、シンプルで基本的な考え方は変えていない。自然体でギリギリまで2軍で調整するが「その場にいったら、そうなるかもしれない」。1軍のマウンドで、テンションを最高潮にする。【木下大輔】