ロッテ金泰均内野手(29)の事実上の退団が決まった。27日、中央日報電子版など韓国メディアが一斉に「退団」を報道。ロッテ石川球団本部長は「2週間ほど前に本人から『日本でやっていく自信がなくなった』と申し入れがあった。まだ合意していないが、しっかりと手続きを踏んでやっていきたい」と説明した。8月中に再度の話し合いを行うが、同本部長は「本人が一番の形を考えたい」としており、このまま退団となる見込みだ。今季は2年契約の2年目で、来季は球団に選択権があった。

 来日1年目の昨季はチームトップの21本塁打と同2位の92打点を記録。日本一に貢献した。ただ、今季は相次ぐケガで出場はわずか31試合。腰痛治療のため6月20日に韓国に帰国していた。中央日報電子版によると金は退団理由の1つに東日本大震災を挙げている。