男一匹、武者修行で強くなれ!
楽天星野仙一監督(64)が22日、オフに投手数人を海外ウインターリーグに派遣したい意向を示した。巨人、中日など同様に選手を送る球団はあるが、星野流のポイントは「単身」にある。「井坂、戸村、栂野。ウインターリーグに、どんどん行かせたらいい」と先発ローテ定着が期待される3人を名指しすると、こう付け加えた。「1人でな」。
巨人では選手をドミニカ共和国に送る際、ブラジル出身の玉木2軍投手コーチが通訳を兼ねて同行する。他の球団も通訳がつくケースがほとんどだ。だが星野監督は「通訳なんて要らない」。炊事、洗濯、身の回りを含め自立が求められる。「うちの選手は、ひ弱だ」と断じた指揮官。友達も家族もいない孤独に耐え心を鍛えれば、野球の上達にもつながるとみている。
好例が大相撲。「みんな1人じゃないか」と単身来日し頂点に上り詰めた朝青龍、白鵬らモンゴル出身力士を挙げた。新球習得など技術面だけじゃない。身も心も鍛え直してこい、というわけだ。
監督の提案に球団も前向きだ。幹部の1人は「いい場所があれば、ぜひ復活させたい」。楽天は09年に片山を米アリゾナの秋季リーグに派遣したのが最後。今オフ、2年ぶりの海外派遣となりそうだ。異国でひと回りもふた回りも大きくなったイヌワシ戦士たちが、これからの楽天を引っ張っていく。【古川真弥】




