<ソフトバンク6-0ロッテ>◇24日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク和田毅投手(30)が今季11勝目をあげた。5度も先頭に安打を許すなど7安打浴び「調子は良くなかった」と言いながらも踏ん張った。6点リードを追い風に、7回まで無失点。金沢、ブラゾバンとつなぎ今季20度目の無失点勝利だ。

 相手先発は早大の後輩、大谷。10日の投げ合いで敗れていただけに今回は絶対に負けたくなかった。

 「同じ相手に何度もやられたくなかった。チームにとっても苦手な投手をつくるのは良くないから」

 5回の守備ではベースカバーに入ったときに走者と右足のふくらはぎがぶつかったが「投げるときは痛みは感じなかった。次への影響はありません」と完投への意欲は十分あった。

 主砲の「約束弾」が大きな助けとなった。21日の夜、松中らチームメートが集まり100勝のお祝いをしてくれた。そこで「次は勝ちますから松中さん本塁打を打ってください」と約束を交わした。約束を守り3ランを放った松中に無失点で応えた。

 これで2試合13回2/3を無失点。「これから終盤になって厳しい戦いになる。ゼロに抑えられるようにしたい」。ゼロの頂点-。和田は日本一まで1点も許さない覚悟でマウンドに上る。【前田泰子】