<ソフトバンク1-0ロッテ>◇25日◇福岡ヤフードーム
マッチのアーチだ、19連勝だ!
ソフトバンク松田宣浩内野手(28)のプロ初となる20号本塁打はまたも値千金だった。5回に、前日24日に続く先制ソロ。ここまで本塁打を放った試合は負けなしで、この勝利により不敗神話がまた継続した。ロッテに3連勝で貯金は最多の33、2位日本ハムとのゲーム差を最大タイの5に広げた。
打球が左翼席に吸い込まれると、ベンチの先発大場が勝利したかのように大きくガッツポーズした。5回。松田が、ロッテ上野の真ん中低めフォークを下半身を粘らせながら芯でとらえた。左中間席への20号先制ソロ。自己最多となる1発に笑顔でベースを1周したが、不敗神話を持つ男のアーチにベンチ内にはそれ以上の笑顔がはじけた。
松田
ばっさん(大場)が粘って0に抑えていたので、何とか先に1点を取りたかった。何とかチームに貢献したいと思っているだけです。
価値ある20号だ。この1点を投手陣が守りきった。今季は松田が打てば負けない。ここまで本塁打を放った19試合は17勝2分け。前日も先制弾でチームに勢いをもたらしたが、抜群の集中力で試合を決める1発を打ちまくっている。
松田
去年までは負けてる試合で打っているイメージが大きかった。首位といういい緊張感の中でうまく集中できている。今年は最後まで続けたい。
プロ6年目でようやくの20号到達だった。入団以来、シーズン30本塁打を目標に掲げながら、昨季までの5年間は20本塁打にさえ届いたことがなかった。誰もがその才能を認めながら、ケガが最大の敵だった。09年は2度の骨折で46試合の出場。昨季も昨季は骨折で30試合以上離脱し、19本塁打に終わった。
今年は新年の誓いで「ケガをしないこと」を掲げた。「144試合出られれば30本塁打もいけると思う」と、1月には徹底した走り込みで、下半身を強化。ここまで開幕からフル出場を続けているが、疲れたそぶりをみせない。試合前には常に必ず誰よりも大きな声で「今日も行きましょう!」と声を出しナインをもり立てる。ロッカー室で松田の正面に座る内川も「疲れている時でもマッチの姿で気合が入る」と存在の大きさを認める。
秋山監督
マッチは本当にいいバッティングしたね。
負けない男の1発で2位日本ハムとのゲーム差は5と広がった。マッチが日本一まで不敗弾を連射する。【倉成孝史】



