<楽天5-0ソフトバンク>◇27日◇Kスタ宮城
マーすごい、なんてしゃれている場合じゃない。ソフトバンクの強力打線が球団ワーストの18三振を喫した。楽天田中に完封負け。3度得点圏に走者を置いたがねじ伏せられた。楽天戦では4年ぶりとなる4連敗。2位日本ハムに4ゲーム差とされ、今日28日での同一カード3連敗だけは阻止しなければいけない。
まさに完敗だった。毎回三振を喫し、積み上がった数は「18」。楽天田中が演じた歴代2位となる18Kの奪三振ショーは、そのままホークスの球団ワースト記録として刻まれた。
秋山監督
すごかったな。ウチの打線から18個も三振取るんだから。すごいよ。(球種も)全部よかった。腕の振りも。
指揮官も脱帽するしかない強烈なインパクトを与えられた。前夜まで4番を務めた松中が首痛で欠場したとはいえ、3番内川、4番小久保、5番カブレラ、6番松田を軸にした強力打線は、1週間前に9回1失点完投勝利されたリベンジに燃えていた。
終わってみれば前週を上回る0封での返り討ち。しかも、チャンスの度に三振が増えていった。1回1死二塁から内川、小久保が連続三振、5回1死満塁では山崎、川崎が連続三振、7回2死一、二塁でもオーティズが三振に倒れた。東日本大震災の被災者を球場に招待していた小久保も、舌を巻くしかなかった。
小久保
今日は来ていたのでええとこ見せたかったけど、マー君にええとこ見せられた。すごかったわ。全球種がすごかった。
これまでの球団記録は、南海時代の62年17三振。ほぼ半世紀ぶりに不名誉な記録を更新してしまったが、気になるのは、楽天の勢いだ。ソフトバンクの2試合連続無得点敗戦は3年ぶり。楽天戦での4連敗は4年ぶり。カード勝敗は10勝9敗1分とまだ勝ち越しているが、秋のクライマックスシリーズで対決する可能性があることを考えれば、見過ごせない。今日28日の一戦で連敗ストップすることが、何より重要だ。
エース杉内が序盤に大量失点して接戦に持ち込めなかったことも、楽天田中のペースに引き込まれた一因。レギュラーシーズンで楽天との対決は、残り1カード。前向きに考えれば、天敵田中とも、あと1度しか対戦しない計算となる。何より、ナインが今日への集中力を高めている姿があった。ホークス移籍後初の1試合3三振を奪われた内川は、屈辱を胸に、無言で移動バスに。普段は陽気な川崎も珍しく言葉を発することなく球場を後にした。まずは今日、首位を走るチームの意地を、バットに乗せる。【松井周治】



