阪神が、レッドソックス岡島秀樹投手(35)の獲得調査を行うことが22日、分かった。FAとなる中継ぎ左腕について、球団首脳は「投手はいくらいてもいい」と、可能性を模索する考えを示した。岡島は、5年目の5月に戦力外通告を受けて、傘下の3Aポータケットでプレーしてきた。中継ぎ左腕として34試合に登板し、8勝1敗、防御率2・21。チームの北地区優勝に貢献。昨季まではセットアッパーとして、4年連続で50試合以上に登板した。

 シーズン終了後には地元紙プロビデン・ジャーナル電子版のインタビューに対して「引退するか、日本に戻るか、またここ(米国)でやるのか、オフになって考えたい」と話し、来季の白紙を強調。小林宏、藤川、久保田の「トリプルK」が機能せず、中継ぎ左腕の選手層は決して厚くない現状がある。岡島以外では、ともに今季限りで契約の切れるブレーブス川上、インディアンス福留も継続して見守る見込みだ。