<広島1-1中日>◇28日◇マツダスタジアム

 ポイントゲッターの中日の5番谷繁元信捕手(40)がまた打点を挙げた。この試合チーム唯一の得点は、好調のベテランがたたき出した。4回1死一、三塁。広島バリントンのシュートに反応し三塁線を破る適時二塁打。三塁走者井端を迎え入れた。「いいピッチャーなのでチャンスボールはそうない。積極的にいった。詰まったけど、飛んだコースが良かった」と、冷静に振り返った。

 17日の巨人戦(東京ドーム)から出場9試合連続打点。自己記録をまた1試合更新。過去の記録は横浜在籍時の01年7~8月に記録した6試合だったから、いかに好調かが分かる。

 安打も出場10試合連続と勢いに乗っている。この日、盟友和田が1軍に再登録された。だが、いま最も頼りになる男の打順は5番のまま。和田が中日移籍後初の6番に入った。逆転Vを目指すチームを40歳が攻守で引っ張っている。