ヤクルト石井弘寿投手(34)が29日、球団に引退を申し入れ、受理された。左肩痛からの復活を目指した5年間のリハビリは過酷で、球団幹部との会談を終えた石井は「サバサバしました。リリーフは1年間ブルペンに入ってこそ。それができないならユニホームを脱ぐしかないと思っていた」と、ほっとしたような表情も見せた。球団としては経験を生かせる何らかのポストを用意したい意向を持っており、シーズン終了後、話し合われることになる。また引退試合についてはチームが優勝争いを繰り広げているため未定だが、神宮最終戦となる広島戦(日程は未発表)で、始球式登板を含めてファンへのあいさつの場を設けたい考えだ。