<中日1-0巨人>◇9日◇ナゴヤドーム
中日の強力投手陣が史上3度目となる毎回安打を浴びながらの無失点リレーを完成させた。それも延長10回まで。チェン・ウェイン投手(26)、岩瀬仁紀投手(36)、浅尾拓也投手(26)が仕事を果たし、サヨナラのドラマを支えた。
8回まで8安打無失点のチェンに代え9回は抑えの岩瀬。2死一、三塁となるとイニングの途中で浅尾にスイッチ。巨人は代打の代打高橋由をぶつけてきた。2日前に痛烈な同点適時打を浴びた浅尾は「全部勝負球のつもり」と3球勝負。最後は136キロフォークで空振り三振に仕留めた。
「打たれたイメージがよぎりっぱなしだった。でも同じ失敗はできないという気持ちだけだった」
だれも助けてはくれないマウンドで自らやり返し、続く延長10回もゼロに封じた。先発チェンも「ヒットは打たれても、その後絶対に抑えるという強い気持ちで投げました」と流れを作った。安打を浴びても走者をかえさなければいい。この難しいミッションを完遂できる強さが、中日投手陣には備わっている。【八反誠】



