楽天が、国内移籍が可能となるFA(フリーエージェント)権を獲得した広島栗原健太内野手(29)を補強候補の最上位に位置付けていることが11日、分かった。同内野手がFA宣言した場合に備え、調査を継続していく。

 打線の“軸”を手に入れる。星野楽天2年目の巻き返しへ、長距離打者獲得が緊急課題となっている。今季のチーム本塁打はリーグ5位の53本にとどまった。得点力アップには長打力のテコ入れが必須。そこに、最多11本塁打を放った山崎の退団が重なった。球団は後釜として3Aの選手を中心にリストアップしているが、現時点まで契約合意には至っていない。

 栗原は「飛ばない」とされる統一球でも今季17本塁打。通算153本塁打のスラッガーは魅力だ。試合に臨む姿勢も高く評価している。将来にわたり強いチームとするには、生え抜き若手の底上げが不可欠。練習熱心な栗原なら生きた教材になれるとみている。さらに栗原は山形・天童出身。地域密着を掲げる楽天にとって、東北出身の金看板となり得る存在だ。他球団との競合も予想されるが、FA宣言すれば、みちのくの大砲獲得へ誠意をもって動く。