<日本シリーズ第1戦:ソフトバンク1-2中日>◇第1戦◇12日◇福岡ヤフードーム
中日チェン・ウェイン投手(26)が8回4安打1失点と好投し、開幕戦勝利をお膳立てした。直球のスピードは最速143キロ止まりながら、2回以降は、しっかり腕を振り強力打線から11三振。「1球1球に集中して、三振の数はまったく覚えていない」。白星はつかなかったものの、強力打線に本来のスイングをさせなかった。
右腕先発を予想していたソフトバンク打線には、今季交流戦で0勝2敗、防御率5・25と打たれていた。盗塁も4個許すという散々な内容。この日も川崎、松田に盗塁を許したが、粘りの投球で大量点を許さなかった。「先発は前から言われていました。立ち上がりは緊張して状態は良くなかったけれど、谷繁さんのリードなどでうまく修正できたと思います」と話した。
日本一になれば、母国台湾で開催される「アジア・シリーズ」が待っている。母国での凱旋(がいせん)登板に向け、フル回転する。【坂祐三】
▼中日の開幕投手を務めたチェンが11奪三振。第1戦に先発した外国人投手は61、64年スタンカ(南海)95年ブロス(ヤクルト)01年パウエル(近鉄)09年ゴンザレス(巨人)に次いで5人、6度目。シリーズで2ケタ奪三振を記録したのは08年第4戦の岸(西武)以来だが、外国人投手では初めてだ。中日はチェン11個、浅尾3個、岩瀬1個で合計15奪三振。これまでシリーズのチーム1試合最多奪三振は9回試合では13個、延長戦では86年第1戦西武、10年第6戦ロッテの14個。1試合で15奪三振は延長戦も含めてシリーズ史上初めて。




