来週にも、横浜DeNAベイスターズ初代監督に工藤公康投手(48)が就任する見通しとなった。2日、横浜市内のホテルで池田新球団社長から正式に就任要請を受けた。2年ないし3年の複数年契約を提示されたとみられる。同市内で取材に応じ「ありがたいこと」と、前向きに検討する姿勢を示した。

 昨オフに西武を退団し、今季はどこにも所属せず、現役投手としてトレーニングを続けている。左肩痛を抱えているが、現役続行への意欲は強い。ただ、プレーイングマネジャーは現実的ではないことは認識しており、「(就任を)考えたいと思うけど、今後の話し合いも含めて」と、まずは家族とも相談し、来週半ばにも態度を表明することになりそうだ。

 球団は、GMについては1日夜に高田繁氏(66)にすでに要請。都内で取材に応じた同氏も、「(要請は)受けましたよ。返事はしていないが、前向きに受けようとは思っている」と、近く受諾の返答をするとみられる。こちらは週明け5日にも、正式発表される見込みだ。