ほえるのも個性だ。楽天田中将大投手(23)が7日、来季もマウンドで雄たけびを上げる考えを明かした。沢村賞受賞の際、マナーの観点などから「雄たけびやガッツポーズはやめるべき」との声が、選考委員の一部から上がっていた。

 「シャッ!!」。今やマー君の代名詞だ。ピンチを脱したひとほえにファンも喝采する。選考委員の指摘に反応を控えてきた田中だが、この日、口を開いた。大阪市内でスーパープレー大賞を受賞し「雄たけびやガッツポーズは自然に出ます。ピンチの場面で叫ばないようにしようと考えてたら打たれちゃう。来年も、ピンチを抑えたら自然とやっちゃうと思います」と堂々宣言。決して相手を見下して、ではない。感情の爆発だ。

 星野監督も強力援護した。授賞式に駆けつけ「パフォーマンスがあって野球は盛り上がる。良い意味の個性を出しながら感動を与えるのが我々の使命」と強調した。がっちり握手の2人。監督は「田中はうちの命綱。でも褒めるのは最後。来年はどれだけやってくれるか」。田中は「監督を胴上げしたい」と応えた。来季も、唯一無二のピッチングを見せる。【古川真弥】