DeNA中畑清監督(57)が16日、来春の沖縄キャンプを「6勤1休」のハードスケジュールで行う方針を固めた。横浜市の球団事務所で、高田GM、新任の高木ヘッドコーチらと最下位に低迷するチームの強化方法について意見を交換。キャンプの内容についても話し合い「練習するのが当たり前の世界。選手は覚悟してほしい」と、猛練習を予告した。

 6勤1休といえば中日落合前監督の「オレ流キャンプ」が有名だが、中畑監督は持ち前の明るさを前面に出した「中畑流」を確立するつもりでいる。「すべてテンパってやる6勤じゃない。緩めるところは緩めてね。その辺の気配りはします」。例年より実戦も増やす予定で「選手の技量、1軍レベルかどうかを判断していきたい」と、アピールの場を少しでも多く与えて新チームの土台を固めていく。

 球団事務所では契約更改交渉に訪れていた吉村と顔を合わせた。伸び悩む和製大砲をさっそく強化選手に指名し「彼には復活してもらわなきゃいけない。キャンプでは彼がターゲットになるんじゃないかな」と、再生に意欲を見せた。