ミスター流フルスイングを継承する。阪神ドラフト1位、慶大・伊藤隼太外野手(22)が18日、千葉・八街(やちまた)市内の千葉黎明高で行われた八街市教育委員会主催の少年野球教室で講師を務めた。慶応最後のユニホーム姿で、10チーム約150人の子どもたちと触れ合った。
同野球教室の第1回講師(1977年)は八街市の隣、佐倉市出身の長嶋茂雄氏(現巨人終身名誉監督)。第11回以降は、千葉黎明高の理事長が慶大OBだった縁から、同大野球部員が講師を務めるようになった。巨人高橋由伸や元阪神中村泰広らもかつて指導した歴史あるイベントだ。
伊藤隼
長嶋さんが講師をしていたのは今日初めて知りました。(デビュー戦は)4の4三振だったんですよね?
全部フルスイングで。3回三振したら当てにいきそうですけど、そこを振りにいくのは長嶋さん。大事なことですよね。
立大から巨人入りした長嶋氏は58年に新人王、本塁打王、打点王のタイトルを獲得したが、デビュー戦は4打席4三振。それでも、フルスイングを貫いた。「まずはその打席に立てることですけど。思いっきり振るのと自分のスイングをするのは違うと思うけど、当てにいくタイプではないので」と言い切った。
ミスターの足跡をなぞり、思いを新たにした。虎の1番星も、フルスイングでプロの世界に立ち向かっていく。【岡本亜貴子】



