ソフトバンクは、FAで西武から獲得した帆足和幸投手(32)のプロテクトリストについて若手中心で作成する。年明けに西武へ提出する方針で球団関係者は「若手を育てるというのがうちの考え方。そういうことを踏まえてプロテクトをつくることになる」。ベテランの松中信彦外野手(38)多村仁志外野手(34)もプロテクトから外れる可能性が出てきた。

 ソフトバンクは3年連続でドラフト1位で高校生を指名。将来性重視のドラフト戦略を実施しており、計画的に獲得した選手が流出してしまってはチームの強化戦略に狂いが生じる。主力だけでなく、将来が期待される若手を守る形でリストを作成した。また、王貞治球団会長(71)は巨人へ移籍する杉内のFA補償についても「年明けにリストを見てから決めたい」と話している。