楽天が国際スカウト部門を強化することが29日、分かった。今季まで阪神でトレーニングコーチ補佐を務めた海老野貴勇氏(46)をチーフ格の駐米スカウトに招き、駐米スカウトを2人から3人に増員する。

 海老野氏は93年から07年まではヤクルトでコンディショニングコーチ。その間、インディアンスで研修を経験するなどメジャーと独自のネットワークを持つ。黄金期のヤクルトでブロス、オマリー、ホージー、ペタジーニらを英語で直接指導。どんな外国人選手が日本で成功するかを熟知している。米国で学んだ運動生理学の視点から選手を分析できるのも強みだ。

 外国人補強は楽天の緊急課題となっている。独自に獲得し成功した選手は少ない。今オフはテレーロ、フェルナンデスを補強したが、左の大砲が見つからず先発も手薄。調査は継続中だが、星野監督は「外国人補強は絶対に失敗できない」と繰り返す。優良選手をどれだけ発掘できるかが浮上のカギでもある。