タコよさらば!
中日谷繁元信捕手(41)が6日、今季の目標に不名誉記録の終止符を掲げた。昨季出場したポストシーズンは43打席無安打のまま終わり、プロ野球ワースト記録を樹立。「1打席でも早く途切れさせたい」と意気込んだ。そのココロはリーグ3連覇&日本シリーズに勝っての日本一。プロ野球新記録となる新人1年目からの24年連続本塁打にも意欲をみせた。
24年目のベテランにモヤモヤが残っていた。昨季出場したクライマックスシリーズと日本シリーズは、43打席無安打の新記録を作って終了。日本一を逃し、ヒット1本が打てずに迎えた新年は居心地が悪かった。
谷繁
ヒットの感覚がないんですから。記録を伸ばしましょうかね。
もちろんジョークで無安打継続はまっぴらごめん。豪快に笑い飛ばすと、真剣な目で不名誉記録との決別を誓った。
谷繁
相手も去年はタコってたんだなって思うでしょうからね。1打席でも早く途切れさせたいですよ。
実はこれ、谷繁流のV宣言だ。CSや日本シリーズに出ないとタコ地獄からも脱出できない。3位でOKの考えもない。その真意は、リーグ3連覇と5年ぶりの日本一奪回だ。
谷繁
8年間で5度の優勝はすごいけどシリーズで1回しか勝てなかったのは何かが足りないんです。僕もそうですが勝負弱いということ。強くしていくためにどうしていけばいいか。3連覇、そして一番上に立ちたいじゃないですか。
惜しくも3勝4敗だった日本シリーズは、自分があの場面で1本打っておけば…との悔いもある。勝負どころでなら43打席1安打でも日本一になれたかもしれない。不振の要因は過密日程による疲労蓄積と反省し、戒めも存分に込めた。
横浜市内の陸上競技場で自主トレを公開。1時間走り込んだ後は60メートルのキャッチボールを披露し、順調な仕上げを示した。すでにティー打撃も始め、リベンジの準備も着々だ。
谷繁
打撃の感覚自体は去年つかんだものがあるんです。あとはオープン戦でいいから早く1本ヒットを打ちたいです。
9月末に10試合連続打点を記録するなど、不惑でつかんだツボもある。早い実戦で1本出れば、再び打ち出の小づちになる可能性は十分。ファンが拍手で包むであろう12年初安打で谷繁に春が来る。【松井清員】
○…谷繁はプロ野球新記録にも意欲を見せた。今季本塁打を放てば新人年から24年連続アーチとなり、23年で並んでいる張本、門田を抜いて単独トップ。「20本も30本も打てる選手ではないし毎年1桁でほそぼそとだけど、自分でもよく打ててるなあという感じです。名前が残るのはいいこと。1本打てるように頑張ります」と話した。



