ヒクソン級!?

 ソフトバンクのドラフト1位武田翔太投手(18=宮崎日大)ら12人が9日、福岡・西戸崎合宿所で新人合同自主トレを開始した。武田には肩を動かさずに、肩甲骨を自在に動かせる特技?

 があるという。

 福山スカウトは「あの柔らかさと神経はヒクソン・グレイシー並み。あそこまでの投手は見たことがない」と、“400戦無敗”の総合格闘家になぞらえた。肩甲骨を使った投球はヒクソンのパンチと同様、肩への負担が少ないという。

 約3週間ぶりにボールを握った武田は「本当はバテていたんですけど、顔に出ないとよく言われます」とニコニコ。3時間の練習後、さらに約1時間半のノックを受け、村松スカウトから「そろそろやめさせた方が」とストップがかかるほど元気いっぱい。「開幕1軍が目標ですけど、体をつくりながら自分なりにやっていきたい」。大きな可能性を秘めた188センチ右腕のプロ生活がスタートした。