オリックス近藤一樹投手(28)が「10時間ウオーク」で復活の足がかりをつかむ。昨年11月に右肘を手術した右腕は16日、「青濤館」で自主トレ。09年12月に岡山県内で行った10時間ぶっ続けで歩くユニークトレについて「タイミングがあえば今月中にやりたい」と話した。キャンプまで約2週間の段階で、トライする考えだ。

 2度目となる独自メニューは、風水で縁起のいい方角を選んで、約50キロを歩くもの。トレーニングウエア、小さなポーチにおにぎりと飲み物を入れて黙々と歩を進める。「1人になれて自分を見つめ直す時間ができるのがいい」。

 前回は警察官に職務質問されるハプニングもあったが、精神集中にはもってこいだ。「監督、コーチに認められて、信頼を取り戻さないといけない」。自分の立場を把握して、プロ11年目のシーズンを歩み出す。