中日高木守道監督(70)が19日、2月の1軍北谷キャンプにアメとムチを用意した。名古屋市内でスタッフ会議を開き1、2軍の振り分けを決定。1軍にはドラフト1位高橋周平内野手(18=東海大甲府)が新人で唯一入ったほか、全70選手中の3分の2近い41人を大量招集する。球界の慣例でも10人程度多い。

 高木監督

 私も初めてだし選手を見たい。第1クールの5日間で見極めます。

 41人の中には、2軍発進予定だった昨季のウエスタン・リーグ首位打者柳田や成長株の福田らが“監督推薦枠”で入った。だがアピールが足りない選手は第2クール以降、2軍組と入れ替えていく方針で高橋周とて例外ではない。横一線で若手の競争意識をあおり、レギュラー組や2軍組にも刺激を与える。いわば1カ月間の毎日が入れ替え期間。2月下旬には例年通りの30人前後に絞り、勝ち残った者に3月のオープン戦帯同切符を与える。

 高木監督

 生半可な甘いもんじゃない。ダラダラしない、濃い厳しい練習になる。物足りんと思えば真っ暗になるまでやりますよ。

 地獄キャンプも宣言した。落合監督時代は12球団一の練習量と言われたが、それをも超えるのか。高木竜から目が離せない。【松井清員】