オレもいる!

 中日マキシモ・ネルソン投手(29)が22日、開幕投手争いに名乗りを上げた。母国ドミニカ共和国から来日。開幕投手争いは、高木新監督がベテラン山本昌を“指名”。本命視される吉見も意欲をみせているが、オレを忘れてもらっては困るとばかりにニヤリと笑った。球団では台湾出身の郭源治が2度の開幕投手を経験しているが、1度は日本国籍取得後。外国人が2度、それも2年連続となると“球団初”。この事実を知らされると色気が出た。

 「記録を作りたいから、ボス(監督)に言っておいてくれよ」。昨季はフル回転し、10勝を挙げた。竜投の主役の1人として立候補の権利は十分だ。年明けから母国でトレーニングを続け、チームの外国人では一番乗りの来日。「今年も、もっともっと成長したい」。貪欲な204センチ右腕は、早くもやる気十分だ。【八反誠】

 ▼中日ネルソンが2年連続開幕投手となれば、外国人としては球団初。セ・リーグでは、ヤクルトのブロスが96、97年に務めて以来2度目。パでは、南海スタンカが61~63年(3年連続)、西武の郭泰源が94、95年、ロッテのミンチーが02、03年に記録。