いつも柔和な日本ハム栗山英樹監督(50)の表情が、険しくなった。28日、東京ビッグサイトで行われた日本ハムグループの商品展示会に、今年入団した6選手とともに出席。2月1日から沖縄で始まる春季キャンプのことに話が及んだ時だった。「僕も新人なので、1日目は慣れない部分があるかもしれない。でも、2日目からは同じ野球人として勝負してほしい」。厳しい言葉を送ることで、初めてのキャンプを迎えるルーキーたちを叱咤(しった)した。

 前日27日にキャンプの1、2軍メンバーの振り分けが発表されたが、今年は新人6選手すべてが2軍スタートとなった。「たくさんの選手を自分の目で見たい」という指揮官の思いから、1、2軍選手の入れ替えは激しくなる模様。特に確認したいのが、実戦での動きだ。

 キャンプでは紅白戦、練習試合と10試合が組まれているが、若手に残されたアピールの機会は、そう多くはない。「(キャンプ終盤になると)ベテラン選手も試合に出るだろうし、そこまで行くとチャンスはない。選手が自分で計算して、勝負してくれないと」。現実的には第2クールに組まれている7、9日の紅白戦に出場することが、2軍から1軍を目指す選手たちにとってのタイムリミットとなる。

 “仏の顔”は第2クールまで-。勝負どころを自分で見極め、アピールするための準備を怠らなければ、チャンスは与える方針。サバイバルキャンプが、いよいよ幕を開ける。【中島宙恵】