若虎、守護神チェックで発奮!!

 阪神藤川球児投手(31)が若手投手の熱視線を浴びた。30日、宜野座合同自主トレで初めてブルペンに入り、捕手を立たせて18球を投げた。マウンドまでの距離感や投球動作の感覚を確かめる内容。球児がブルペンに向かうと、若手も足早に後を追った。

 トレーニングウエア姿でゆったり投げると、力強い球筋を描く。そのマウンドさばきを捕手後方のネット越しから4投手が見守る。鶴が先陣を切り、二神、若竹、白仁田も続いた。抜群の安定感を誇る投球フォーム、球筋は若手にとって理想像そのもの。1月、ともに自主トレを行い、懇切な指導を受けた鶴は言う。

 鶴

 全部が理にかなっています。足の使い方や(間合いの)タイミングであったり、上体の力感…。自分と照らし合わせながら見ていました。平地でもブルペンでもすごい球を投げる。

 リリーフエースの試運転は強烈だった。同じ本格派右腕の二神が「次元が違います。軽めに投げているからこそです。ボールが違います」と舌を巻けば、連れ立って投球を見た若竹も「腕の走りがすごい。軽く投げて、あの球ですから」と刺激を受けた。

 投手キャプテンとして言葉でチームを引っ張る姿勢を示すが、確立された動きの1つ1つも手本だ。この日、藤川は「また、あさって(2月1日)です。お疲れさま」とだけ話し、球場を後にした。黙々と投げても、背中は“雄弁”だ。わずかな動きで絶大な影響力を示した。【酒井俊作】