オリックス李大浩(イ・デホ)内野手(29=韓国ロッテ)が、昨季新人王をカモにするかも?

 26日、練習試合・西武戦で、右下手投げの西武牧田と初対決した。

 いきなりバットを振り切った。李大浩は初回無死二、三塁で初球を打った。中堅への弾丸ライナーは熊代の好守にはばまれ中犠飛。3回2死一塁も初球打ちで二塁手の頭を越える安打。独特の投法を操る牧田の球筋を見極めることなく、珍しく初球打ちを連発した。

 牧田との2打席は1安打1打点。それでも「ともにミスショット。(初回は)2打点できる場面で1点しか入らなかった」と柵越えを逃したことを反省しつつ「(右下手投げは)韓国にもいます。対応しやすいといえば、申し訳ないが。(自分にとって)印象がいい投手ではないかと思う」と豪語した。

 岡田監督は「牧田でも芯でとらえる。1打席で2球ボールを振らん。左投手は(敬遠で)走者をつめるケースも出てくると思う」。一塁が空いていれば、右の4番李大浩を歩かせて、左の5番T-岡田と勝負する他球団の戦略を予想した。

 自信たっぷりの李大浩は、本塁打争いにも無関心だ。西武中村がライバルになるが「私は全く関係がない。本塁打争いはT-岡田がやる。私はチームのためにヒットを多くする。T-岡田がしっかり相手をしていくでしょう」。実戦は14打数10安打の打率7割1分4厘。19日DeNA戦から5試合連続安打中の大砲は「状態は70%ぐらい」と余裕の笑み。恐ろしい存在だ。【益田一弘】