大丈夫!?
阪神マット・マートン外野手(30)が17日、左太もも裏の強い張りを訴えて緊急帰阪した。前日16日のロッテ戦で痛めた模様で、右足親指痛に続くアクシデントの発生だ。首脳陣は軽症を強調したが、開幕直前だけに、打線のキーマンの負傷は大きな不安要素となった。
虎ナインを乗せたチームバスが、神宮球場の室内練習場に到着した。そこに赤毛のヒットマンの姿はなかった。不穏な雰囲気が漂う中で、常川チーフトレーナーが報道陣に説明した。左太もも裏の強い張りにより、マートンが緊急帰阪-。前日16日のロッテ戦(QVCマリン)の守備中に痛めた模様。雨でさえない天候と同様に、和田阪神の視界が暗くなった。
和田監督
前回の右足の影響もあるかもしれない。かばってのこと。これ以上、悪くなってはいけないので、帰した。
首脳陣は軽症を強調。現時点で病院に行く予定はない。状態を見て、今日18日にも甲子園で練習を再開する可能性はある。早ければ、20日広島戦(レクザム)での実戦復帰も視野に入れている。しかし、太もも裏という負傷箇所は心配の種。慎重に調整しなければ、肉離れなど最悪の事態に発展しかねない。
2年連続の最多安打という実績を引っさげ、迎えた来日3年目。スムーズに調整が進まない。夫人の出産により、キャンプの合流が遅れたのはやむを得ないが、今月10日には右足親指付け根の痛みを訴えた。本来、故障が少ない優良助っ人が、相次ぐアクシデントに見舞われている。
和田監督
打席に立って作っていくタイプだが、無理をすれば、壊してしまう。微妙な時期に入ってきたので、無理はさせられない。本人も希望を持っていたし。
軽症ではあるが、開幕目前の時期に出場機会が減ることはあまりにも痛い。マートンは実戦で打席に立って、コンディションを上げていく調整法を好んでいる。前回の負傷でも3試合を失った。今回は早期復帰ならば、今日18日西武戦の欠場だけになるが、それはあくまで希望的観測だ。実戦不足となれば、開幕から波に乗れない可能性が出てくる。
阪神はオープン戦で単独最下位の位置にいる。その主因はチーム打率1割8分4厘の打線低迷にあることは明らか。マートンの打力は必要不可欠で、攻撃陣のキーマンだ。V奪還への開幕ダッシュを試みる和田阪神に、大きな不安要素が噴出した。【田口真一郎】



