<中日2-2広島>◇1日◇ナゴヤドーム
現役最年長46歳7カ月の中日山本昌投手(46)が2年ぶりに戦いの場に戻ってきた。広島戦に先発し、5回3安打無失点で勝利投手の権利を持って降板。終盤に浅尾が打たれて引き分けたために勝ち星は逃したが、けがを乗り越え最年長登板のセ・リーグ記録を更新。記録を打ち立て、完全復活への足掛かりを得た。
立ち上がりはさすがに硬かった。「慌てたところもありましたし(ボールが)甘く入るところもあった」。それでも得点は許さない。これが、この日の登板で歴代2位の実働26年を記録した経験値。41歳の捕手谷繁と2人合わせて「87歳」は史上最年長バッテリー。22歳9カ月の新人、広島野村との投げ合いでオヤジの力を見せつけた。
打順の巡り合わせと久々の登板を考慮した権藤投手コーチの判断で、1-0のまま5回62球での降板した。もっと投げたかったはずだが「気を使っていただいたし、後ろのピッチャーに迷惑を掛けた」。8回に2失点し、勝ち星を消された浅尾からも「すみません」と青い顔で謝罪されたものの、こう言った。「これから助けてもらうことが多いんだから、気にするな」。大人のピッチングと振る舞いだった。昨年手術を受けた右足首も問題なし。「次は勝利に貢献できるように」。早くも次回登板に目を向けた。【八反誠】




