<ソフトバンク4-0日本ハム>◇12日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンク松中信彦外野手(38)が今季43打席目で待望の初打点を挙げた。2打席目の4回1死一、三塁。ファウルで粘った8球目のツーシームを右前へ運んだ。右翼手の守備の乱れで二塁まで進むと、ようやく笑みをこぼした。「こんなにタイムリーが出なかったのは16年目で初めて」と、秘めていた苦しい胸の内を明かした。「やっとだよ。だいぶホッとしたよ。よかった」。開幕から前夜まで41打席打点なし。11試合中10試合で4番を張ってきた男にとっては大きな重圧だった。
前日は4打数無安打に終わり、試合前の打撃練習で秋山監督からアドバイスをもらった。「受け身になっているぞ」。知らないうちにバットのヘッドが下がり、右肩が上がっていた。この打席から右足を上げ、より踏み込んでいく意識を持った。「食らいついていこうと思ったのが良かった。これから打球も上がるようになると思う」。大きな手応えがあった。
次に狙うのは今季初本塁打しかない。「あと1つ(本塁打)だな」。通算350号まであと2本。記録達成はすでに松中の視界に入っている。【前田泰子】



