マンモス凱旋で再び輝く!

 広島堂林翔太外野手(20)が、今日24日からの阪神3連戦に向け、甲子園での再起を誓った。中京大中京時代に、エース兼4番で09年夏の甲子園を制覇。開幕から好調をキープし一時は首位打者にも躍り出た若鯉は「何かきっかけをつかめれば」と思い出深い地で上昇気流をつかむ。

 やはり、1軍の壁にぶち当たった。堂林の最近3試合は12打数1安打。3割を超えていた打率も2割8分6厘となった。悩ましい表情を見せたが、聖地で輝きを取り戻す。今日24日からは甲子園での3連戦だ。

 高校時代はエース兼4番。09年夏に全国制覇を果たした。甲子園での打率は5割を超え、決勝の日本文理戦では右中間スタンドへ本塁打を放った。1大会6二塁打の甲子園レコードも保持。打者堂林を強烈に全国に示した場所。それが甲子園。過剰な意識はないが、すがる思いはある。

 堂林

 特に関係はないですけど…。何かきっかけがつかめればいいと思います。考えすぎるとダメなタイプなので。いい意味で、適当になって、割り切っていきたい。

 初の開幕スタメンを果たしてから、全力で駆け抜けてきた。17日DeNA戦(呉)で2安打し、打率3割4分1厘とし首位打者に躍り出てから、少しずつひずみが出てきた。対戦相手も2回り目に入り、マークされる存在になった。昨年までファームでも2割ほどの打率だった若武者にも、容赦ない内角攻めが増えてきた。本来、苦手なコースではないが、さばくコンディションが整わないことに歯がゆさがある。

 堂林

 今の自分は、ピッチャーに対する踏み込みが弱い。甘い球を振っても、とらえられない。インコースにボールが来るんじゃないかと。いいときは、意識せずに回転で回れるんですけど…。

 首脳陣もファンも、求めているのはフルスイングだ。マツダスタジアムで行われた全体練習でも、全体メニュー後に野村監督とともにロングティーで打ち込んだ。前回の阪神3連戦は11打数6安打と大当たり。思い出の地で、好相性の相手を打ち、再び輝きを放ち始める。【鎌田真一郎】

 ◆堂林夏の甲子園優勝VTR

 2009年、第91回大会で堂林は中京大中京(愛知)のエース兼4番として活躍した。決勝の日本文理(新潟)戦は10-9で勝利。先制2ランを放つなど史上最多となる7度目の優勝に貢献した。同大会は計6試合で打率5割2分2厘、12打点。一方、投手では決勝の9回に打ち込まれて、優勝インタビューで監督やナインにわびる一幕もあった。